町野公彦のマーケティング・ブリコラージュ

次の時代に手渡したいビジネス名言

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「強み」が「弱み」になるとき。

すなわち、「当面の事業が成功すればするほど、知の探索をおこたりがちになり、結果として中長期的なイノベーションが停滞する」というリスクが企業組織には本質的に内在しているのです。 これが、「コンピテンシー・トラップ」と呼ばれる命題です。 (「世…

原動力は、あくなき飢餓感。

「総じて組織は、彼らのサービスに何かうまくいかない点があれば、そのことを認識はしますが、問題を明確にせず、そんなものだと受け流す傾向があります。 そのような問題に着目し、確実に対応していくことは、サービスデザイナーの役割のひとつです。」 (…

仕事に心を込めよう。

共感こそイノベーションの原動力である。 (「DIAMONDハーバードビジネスレビュー/HBRブログ」 ゲイリー・ハメル) 患者満足度において、下位グループに属していた、ある医療機関がアメリカのミシガン州にあったという。 この医療機関のCEOは、どうすれば患…

私論(試論)。

「君がやるべきことは、古い大地から新しい大地に飛び移ることだけ なのだ。」 (「村上春樹 雑文集」 村上春樹) あくまで私論(試論)として、企業と顧客をめぐるマーケティング環境の時代変遷を便宜的に3つの時代に分けてみた。 かなり乱暴な区分である…

物欲なき世界で。

「物欲は減り、モノは個人ではなく、皆でもつものに。 そしてモノの所有よりも行動やサービス、知識がより重視される時代が訪れようとしている。」 (「物欲なき世界」 菅付雅信) かつて、僕は、広告会社の先輩たちから「物欲の拡大再生産」をミッションと…

「真の商品」

「我々が顧客の仕事を得るとき、買って頂くのは、実は、企画や提案などの「商品」ではない。 買って頂くのは、我々自身の「人間」である。 そして、もし我々が、そのことを理解するならば、自然に、一つの問いが、心に浮かぶ。我々は、その「真の商品」であ…