町野公彦のマーケティング・ブリコラージュ

次の時代に手渡したいビジネス名言

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「私が想うこと」と「あなたが想うこと」の非対称性。

「自分が見たもの、感じたものだけが真実だったと考えれば、 それですむ。」 (「モンローが死んだ日」 小池真理子 より引用) 親子や恋人同士・・・・・等、様々な人間関係において、「私はこんなに我が子に愛情をもって接しているのに、うちの子供は分かっ…

「未来」を分けて考える。

「週刊誌は、まさに日本の象徴のようなメディアだったと思う。高度成長時に誕生し、日本経済の需要の巨大化とともに成長した。政治家のスキャンダルを暴いて時の政権を倒したこともあるし、ヌードグラビアは長い間サラリーマンたちを慰めた。 だが、80年代あ…

信じて頼ることができるかが、「信頼」。

「我々は多くのお金やモノを蓄えて自身を守るようにと教えられてきた。 しかし究極的には我々を守ってくれるのは人との関係性だ。」 (「未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう ~ 震災後日本の「コミュニティ再生」への挑戦 ボブ・ステ…

愛は負けても親切は勝つ。あるいは、マーケティングとは親切である。

「愛は負けても親切は勝つ。」 (「ジェイルバード」 カート・ヴォネガットより引用) この言葉は、ジョン・アーヴィングや村上春樹といった多くの作家に多大な影響を与えた小説家によるものであり、当該作品中では、「拡大家族」という概念が提唱されている…

時には偶然性に身をゆだねてみる。

「つまりは、人生の充実のためには、強い絆と弱い絆の双方が必要なのです。」 (「弱いつながりー検索ワードを探す旅」 東浩紀より引用) アメリカの社会学者であるマーク・グラヴェターが1970年代に提唱した、「弱い絆」という考え方がある。この社会学者は…

常識の境界線を疑ってみる。

「企業戦略家が膠着状態の市場からの脱出方法を探し求めている場合、一つの道は、製品や市場に関する従来の考え方に真っ向から挑戦することである。」 「まず自社の置かれた製品・市場環境の中で”常識”とされている観念を残らず数え上げ、一覧表にしてみると…

学び続けることをやめない。

「人は学習を辞めたとき老いる。二十歳の老人もいれば、八十歳の若者もいる。学び続けるものは若さを失わない。」 (「How Google Works 私たちの働き方とマネジメント」 エリック・シュミット ジョナサン・ローゼンバーグより引用) 昨年、ある大学病院に家…

「先義後利」。

「企業は利益なくして生き延びることはできません。そのため、会社としても「売り上げが欲しい」、「利益を出したい」という気持ちは強いものがあります。そうだとしても、「そもそも何のためにこの事業を始めたのか」という「利の先に立つ義」が忘れられて…