全ては、「良い問いの立て方」から。
「動物は水を好むか?」と「猫は水を好むか?」という2つの問いに対して、間違いかどうかを早く検証できる問いはどちらでしょうか?
「リーン顧客開発 ~「売れないリスク」を極小化する技術」 シンディ・アルバレス
ある内科医から、健康を考えるうえで食べることは重要であり、何を食べたかによって体調への影響に差が生じると言われたことがある。
「インプット=食べ物」によって、「アウトプット=体調」がつくられるということである。
ビジネスにおいても、良いアウトプットのためにはインプットが極めて重要であるものの、おざなりにされることが多い。
あまり意味のないネットのアンケート調査に多額のコストと時間を費やし、それが良いアウトプットに全くつながらない。
ある大手飲料メーカーの緑茶開発チームは、新商品開発にあたり、イエス、ノーで単純に回答できる調査を繰り返したところで、商品開発に真に活かせる知見は探り出せないと判断し、以下のような「問いの立て方」をしたという。
■急須で入れたお茶を、人、モノ、動物にたとえると何か?
■お茶を飲んだことがない外国人に急須で入れたお茶を勧める時に、どう紹介するか?
■1年間の「お茶禁止令」が国会で可決された。あなたは、国民の代表として、お茶を飲み続けるにはどのように反論するか?
■本格的なお茶と、そうでないお茶の違いは何か?
■自分が日本人であると感じる時間はどんな時か?
よい仕事には、必ずよい問いかけが存在するのだ。
「このために正式な調査をする必要はなく、顧客と話したとき、最後に「あなたはこの製品のことをどのように説明しますか?」と尋ねればいいのです。」
「リーン顧客開発 ~「売れないリスク」を極小化する技術」 シンディ・アルバレス
「何か召し上がらなくちゃいけませんよ」とパン屋は言った。
「よかったら、あたしが焼いた暖かいロールパンを食べてください。ちゃんと食べて頑張って生きていかなきゃならんのだから。こんなときには、ものを食べることです。
それはささやかなことですが、助けになります。」
「ささやかだけれど、役に立つこと」 レイモンド・カーヴァー
本 日も読んでいただきありがとうございます。
OBSCURA COFFEE Ethiopiaを飲みながら。