危機を乗り越える、クリエイティブな課題解決力。
助ける方法を検討するのではない。どうしたら助かるかを実行することである。
映画「アポロ13」
最新作「オデッセイ」や過去作品ではあるが「アポロ13」等、宇宙での予期せぬ事故に遭遇し、どうやったら地球に帰還できるかという課題を抱えたクルーたちを描いたSF映画には学ぶべき点が多々ある。
それは、「クリエイティブな課題解決」という一点においてである。
月に向かっていたアポロ13は、突然、酸素タンクの爆発事故から電力と水不足という決定的な状況に追い込まれた。
この時、NASAは地上にアポロ13が置かれている状況と同じ環境を設定したという。正に、「シミュレーション」であり、「プロトタイプ」の考え方である。
そして、地上(NASA)における「実験」を繰り返し、アポロ13内にあるモノ、例えば、ゴムホースやストッキングといったものを巧みに組み合わせて、二酸化炭素浄化フィルターをつくってしまう。
そうした「クリエイティブな課題解決力」こそが、危機を乗り越える原動力となり、地球帰還に結びついた。
ここで大切なことは、固定観念にとらわれない姿勢である。つまり、「ストッキングは履くもの」と限定するのではなく、フィルターとして使えるのではないか、と考えることにより、ブレークスルーの糸口が発見できるのだ。
部屋にあるゴミ箱を椅子と考えたり、大人を子供と考えてみる・・・・・・そんな中にイノベーションが潜んでいるのではないか。
生き抜くためには、目の前の問題をひとつひとつ解決していくことだ。
映画「オデッセイ」・鑑賞後の筆者の記憶と解釈に基づく
Blue Bottle Coffee スリーアフリカンズ(ブレンド)を飲みながら。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。