強力な「なぜ」を持ち続けること
「あなたのお祖母さんがステーキを焼く前にいつも肉を半分に切る習慣を持っていたとします。
彼女から料理を教わったあなたは、同じことをするようになります。
しかし、肉を半分に切る理由は何でしょうか?
実はあなたのお祖母さんが持っていたオーブンレンジが小さかっただけであり、肉を美味しく焼くためではありませんでした。
人々の行動はつねに、さまざまな思考モデルによって形作られており、その背後にある本来の理由を理解せずに行動を変えるのは難しいものです。
行動を変えるためには「なぜ」物事が現在の様相を呈しているのかを理解しなければなりません。」
(「これからのマーケティングに役立つ、サービスデザイン入門」 J・マルゴス・クラール)
子供のころ、「なんでこうなの?」、「なぜこれは丸いの?」・・・・・そんなことを言うと、大人は決まって、「そんな当たり前のことを聞くんじゃない」と言われたことがたびたびあった。
その際も明確に「なぜ」にこたえてくれることは極めて少なかった。
とくに、日本の場合、子供が「なぜ」を連発することで褒められることはめったになく、面倒くさいというレッテルを貼られるだけだ。
こうした間違った傾向をあらためていく小さな行動の積み重ねが、きっと日本のイノベーションにつながっていく。
世の中を変えるためには、まずは自分自身の小さな習慣や行動を変えることからはじまる。
「強力な「なぜ」を持ち続けることだけが、あなたを先に進めてくれます。
弱い「なぜ」ではだめです。あなたの「なぜ」は、単に形式的なものではなく、あなたの行うこと自体の一部であるべきです。
なぜ? 何かを行う明確な理由がなければ、どんなに献身的で仕事に忠実な人であっても、仕事を最後まで成し遂げる希望を持ち続けることが難しいからです。」
(「今日からはじめる情報設計」 アビー・コバート)
本 日も読んでいただきありがとうございます。
SWITCH COFFEE TOKYO
NICARAGUA EL QUETZALを飲みながら。