不合理の中にこそあるもの。
「今は世の中の不合理の中にこそ、ビジネスチャンスがあると思う。
その不合理を感じたり憤ったりする心が大切なのだ。
多いか少ないかは別にとしてあなたが不合理と感じることを、
他の人も不合理と感じているはずだ。
その不合理を正していくことがビジネスにつながるはずだ。」
(「希望の仕事術」 橘川幸夫 より引用)
以前、「マーケティングは、親切である」と書いた。
その人の立場に立って、その人のために先回りして、その人にとって価値があると思われるものを、その人に相応しい方法で提供することであると。
このように考えた場合、多くの大学病院の待合室は親切なものとは言いがたい。
というのも、今の季節、クーラーをかけてくれるのは勿論嬉しいのだけれど、そもそも体調が悪くて病院に来ているのに、クーラーの効かせ過ぎが原因で、かえって体調が悪いと訴える人をよく見かける。
待合室だから、動き回るわけにもいかず、一定の状態で、身体を冷やす。
現在の日本のテクノロジーをもってすれば、センサーの働きで、温度を最適化することも可能なはずである。
患者中心主義を標榜する大病院。
ここにも、本当の意味での、顧客(患者)視点は抜け落ちている。
コストのこともあるだろうが、病院の「パーソナリティ」を打ち出すことも重要なことである。
「今の時代は、パーソナリティこそ最高の戦略なんです。」
(「ソーシャルデザイン」 グリーンズより引用)
のYirgacheffe,Ethiopia CHELELECTUを飲みながら。
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